春蝉雲に隠る
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今日はいかにも梅雨といった趣の霞み具合。遠景比較ショット(前回は6月23日)もユリノキショットも、山肌の木々が全体的にボヤッと見えますね。
今日までが、夏至初候「乃東枯る」の候でした。本候は、天気の良い日も完全に雲の中の日も、様々でしたが、個人的に印象深かったのは雲の中のエゾハルゼミでした。ちなみに、同様の光景は昨年の本候でも見られました。
これを踏まえ、ロボットカメラ七十二候には「春蝉雲に隠る」(はるぜみ、くもにかくる) を提案したいと思います。「雲隠る」(くもがくる) は古き言葉で、文字通り雲に隠れて見えなくなるという意。隠れて見えなくなるけれど、鳴き声は聞こえることがあり、聴覚的にエゾハルゼミの存在は認識できる。認識できるからこその「隠る」という表現です。さらに、「雲隠る」は「死ぬ」ことの婉曲表現でもあります。7月に入ると、エゾハルゼミも次第に姿を消していく、そんな意味も込められるかもしれません。
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